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円高局面なら投資金額が安くて済む!?

少し遅いお盆休みをいただき、久々に日本に帰省しました。ほんの3日ほどの滞在でしたが、巷で言われる「円が高い」という事実をがっちり体感してきました。

香港生活も長くなると(最初は3年くらいって話だった気がする…)、日々の生活費はすべて香港ドル建てで考えるようになっています。香港に入った当初は、買い物とか食事のたびに「日本円だったら○○円くらいか…」などと考えていたのですが、いつの間にかそんな感覚もなくなりました。

逆に近頃では、日本に帰国すると「香港ドルなら○○ドルくらいか…」と計算してしまいますから、完全に貨幣価値の感覚が香港ベースになっているのでしょう(あんまり嬉しくはないのですが)。

というわけで今回の滞在では、何を食べるにしても買うにしても「高い!」という気分を味わい続けることになりました。ほんの数年前と比べても、香港ドルの価値が30%以上落ちているわけですから、まあ当たり前の話なのですが・・・。

ただ、ひとつ「オッ!」と思ったのは、ヘッジファンドの投資金額に関することです。私は、T君たちが立ち上げたヘッジファンドに、本来の最低投資金額である20万USドル、そして特別措置の5万USドル×2(10万USドル)の合計30万USドルを投資していますが、日本円で考えると2400万円に満たないんですよね。

何となく3000万以上の金を入れている気がしていましたが(普段の生活費は香港ドル建てで考えるのに、こういう大きなお金は円建てでも漠然と想像しているのが、自分でもおかしいです。しかも古いレートで・・・)、これはけっこう大きな思い違いだったようです。

もちろん、2400万円でも大金なのですが、何だかトクをした気分になります。円高の局面というのは、外貨建ての投資を始める時期としては、やっぱり良いタイミングですね。
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意外に慎重なヘッジファンドの投資行動

アメリカ国債のデフォルト懸念、そしてユーロ圏の経済不安に端を発する株価の乱高下が止まりません。まず、ニューヨーク株式市場が暴落か暴騰となり、翌日の日本や中国市場などアジアマーケットに波及するという動きが毎日のように続いています。

以前は、こうした現象を「世界同時株安」なんて言っていたような気がしますが、これだけネットが発達して各国経済が密接にからみ合う世の中になると、世界中の株価が連動して動くというのは、むしろ当然の理(ことわり)になってしまいました。個人・法人含めて世界中の投機筋が、それこそ世界中の市場に投資できるし、実際にやっているんですから、ホント当たり前の話ですね。

暴落と暴騰を繰り返していると言っても、実際には暴落局面のほうがパワーがあり、株価自体は大きく下げているのが実情です。ただ、こういう株価乱高下の局面では、ヘッジファンドの運用などは、一気に利益を狙う(もちろん、大きなリスクを取って…)シーンだと思っていたのですが、N君に聞くと(ファンドマネージャーのT君は、マーケットにへばりついているらしい…)、実はそうでもないようです。

確かに一日一日の終値ベースでみると、暴落と暴騰を繰り返しているように見える相場ですが、それこそ24時間ずっと相場の動きを見ていると(N君たちは、ニューヨーク→日本→香港・上海→欧州→再びニューヨークという株式相場の状況を、切れることのない一連の流れとしてウォッチしているそうです)、ほんの30分程度のスパンで一気に買いが優勢になったり、そうかと思うと急に売り一色になったりと、相当ギャンブル性の高いトレード環境になっているとのこと。

買い局面でも売り局面でも「絶対利益」を目指せるのがヘッジファンドの特徴ですが、それは投機性が高いということと同義ではなく、むしろこういったギャンブル相場の局面では、キャッシュポジションを増やして慎重な動きをするというのが、(少なくともファンドマネージャーT君の運用スタンスでは)基本方針となっているようです。

確かに、よく考えると、昨今の異常な円高も「リスクの高まりを嫌ったヘッジファンドなどの機関投資家が、株式を売って安全資産である円に資金をシフトしているから・・・」といった説明がなされます。やっぱり人のお金を運用して、それを増やすことで利益(=成功報酬)を得ている以上、ギャンブル的な行動はそうそう取らないわけですね。

ヘッジファンドの本質というものが、少し分かったような気もします。

バリュー投資はもはや王道ではない!?

「世界的規模でのベア相場の始まりかもしれない」というN君の予想は、昨晩のニューヨーク株価の大暴落と本日のアジア市場の同時安をみる限り、現実の方向へ突き進んでいるようにも感じます。

個人的に保有している中国株の先行きもちょっと気になったので、N君に今後の見通しを聞いてみたところ、「もう少し下がると見ていますね」という返事。つい数日前に「ベア相場の始まりかもしれない」と言っていたわけですから、当たり前の回答なわけですが、その後の話の中でも結構興味深い考え方を聞くことができました。

まず一つ目は、香港では2003年のSARS、そして2008年のリーマンショックと大きな株価下落局面を経験しているが、それらに比べて、実業者・生活者としてあまり実感が湧かない下落であるということ。香港を含めて中国、東南アジアなどの経済は、相変わらず元気であり、株価が大きく下落するような局面だとはどうも感じられない。

もう一つは、今回の世界的な経済不安は、米国と欧州の債券に関する信用不安が主因である。にも関わらず、実際のマーケットでは株式が売られ、債券が買われるというような動きになっていて、ここに何か強い仕掛けの要素を感じる・・・というものです。

特に2008年以降、株式市場はこうした不可解な上下動を繰り返していると考えているそうで、かつてウォーレン・バフェット氏が得意としたようなバリュー投資(簡単にいえば、株価が低迷している優良企業の株を拾って、業績通りの株価になるまで待つ手法)では、なかなか株式で利益を出すのは難しいと捉えているようです。

私個人としては、株式投資の基本はバリュー投資だと考えていましたし、成長企業が多数存在すると思われる中国株投資では「王道」であると思っていました。少し中国株投資の戦略も考え直したほうがいい時代なのかもしれません。

これは余談でしたが、T君とN君たちのヘッジファンドは、もちろんベア相場(株価の下げ局面)でも利益を狙っていくことができますから、こういう大相場の時期は、大きな収益を上げるチャンスです。ファンドマネージャーのT君は、相変わらず「夜討ち朝駆け」の状態でマーケットにどっぷりと浸かっているようですが、その手腕にとにかく期待したいところです。

世界規模での「ベア相場」の始まり!?

世界経済を不安に陥れていたアメリカの債務不履行(デフォルト)問題も、一応の決着をみました(やっぱり茶番でしたね)。ただ、この茶番劇はマーケットには見透かされていたのようで、株式市場の反応はデフォルト回復後もイマイチ。むしろ状況は悪化しているようで、特に8月4日のニューヨーク市場ではダウ平均が500ドル以上も暴落してしまいました。

当然ながら、香港市場や日本市場でも連鎖安となっています。デフォルト懸念&回避の前からズルズルと世界経済には不穏な空気が流れていましたが、ここに来てそれが完全に表面化している感じです。

世界経済が不安に陥ると、なぜか日本円が買われます。信用力が高い安全な通貨・・・というのが、その理由のようですが、膨らみ続ける借金(日本国債)や原発処理の問題、政治的な混乱などを含めて日本経済の先行きを考えると、「なぜ日本円が安全?」という気もします。

ただ、ちょっと話をする機会があったN君に聞いてみたところ「世界の各種通貨を消去法で見ていくと、キャッシュポジション(=現金のまま持っておく通貨)を安心してキープできる通貨が、日本円とスイスフランぐらいしかない」というのは確かな模様。

N君によれば、世界規模でのベア相場の始まりかもしれない・・・とのことで、どこの国の株式市場であっても、とても楽観的な見方はできない状況だということです。円高についても、まだまだ突っ込んでいく可能性がある、と踏んでいるようでした。ちなみに、ベア相場とは「弱気」がマーケットを支配する状態で、要は株価が下がっていく状況ですね。

T君、N君たちのヘッジファンドは「ロング・ショート戦略」を基本のひとつとしていますから、下げ相場は大きく儲けるチャンスでもあります。もちろん、ショートポジション(売り建て)を取って終わりという単純なものではなく、日々ヒットアンドウェイのような形で利益を拾っていくそうですから、チャンス=勝負どころです。

実際、N君によると、ここ数日のT君の出社は途轍もなく早い時間らしく、ほとんど休憩もなく深夜までモニターを通してマーケットと闘っているとのこと。やっぱり普通の神経では務まらない仕事のようですね。今回のベア相場でどれだけ取れるのか、こちらとしては大きな楽しみができました。がんばれ、T君。

ヘッジファンド専門のブランディング会社まで存在する香港

T君たちのヘッジファンドはケイマン籍ですが、運用は香港で行っています。このタイプのヘッジファンドは非常に多いそうで、カストディアン(資金の信託先)は中国銀行香港、監査法人はデロイトトーマツ、法的なサポートは世界的なオフショア弁護士事務所であるApplebyを利用しているということを考えると、T君たちのヘッジファンドは極めて普通(もちろん良い意味ですよ)の仕組みを持つヘッジファンドなのでしょう。

もちろん、香港でもケイマン籍が一般的とはいえ、香港籍のヘッジファンドも多数運用されていますから、これらを合わせると、いま香港でアクティブに動いているヘッジファンドの数は膨大なものとなります。こうなるといろんなビジネスが出てくるもので、たとえば、ヘッジファンド専門のコンサルティング会社やブランディング会社なんてものまで存在します。

たとえば、このHedgeCoという会社は、ヘッジファンドのロゴやWEBサイトづくりから、果ては名入り封筒のデザイン&制作まで手掛けているそうで、T君が「すごい会社があるんですよ」と教えてくれた時には、本当に驚きました。T君たちのヘッジファンドでは、こうした会社は利用していないそうですが、香港という街に、いかにヘッジファンドが産業として根づいているかが分かると思います。

私も香港に来て10年になりますが(時間が経つのは早い・・・)、こんな世界があるなんてまったく知りませんでした。学生時代の友人には「香港なら裏の裏まで知り尽くしている」みたいな顔をしていますが、トンデモない話ですね。。。(笑)
プロフィール

ブラウン

Author:ブラウン
香港駐在。中堅メーカー勤務の40代男性です。10年くらい前から続けている中国株の投資だけは、まあまあの戦績。それ以外の資産運用は……あまり聞かないでください(笑)。

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