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ファンドマネージャーT君の経歴

ヘッジファンドの運用成績は、文字どおり「ファンドマネージャーの腕」ひとつにかかっているといえます。今回投資するヘッジファンドのファンドマネージャーを務めるT君との付き合いは、かれこれ10年になりますが、ほとんどが飲食の場での付き合いであり、よくよく考えてみたら「資産運用会社でファンドマネジャーをやっている」ということぐらいしか、彼の経歴に関する情報は持っていませんでした。

ヘッジファンドに投資する以上、そのファンドマネージャーの経歴は知っておくべきだと考えましたので、T君に確認してみることにしました(これは後から知ったのですが、ファンドマネージャーの経歴どころか、その名前さえ明らかにしていないヘッジファンドも多いようです。まさにブラックボックスの世界……)。

個人のプライバシーにも関わることなので、あんまり詳細には書けませんが、T君は香港中文大学財務学部を卒業後、三つの証券会社等(一つは日系です)でファンドアナリストを担当し、その後、富裕層向けの資産運用会社に引き抜かれてファンドマネージャーとなり、1回職場は変わったものの9年間ファンドマネージャーを続けてきたそうです。

9年間という期間が長いものなのか短いものなのか正直分かりませんが、個人的な見解としては、経験にも問題なしという結論としました(もちろん、ここには友人だからというバイアスもかかっています。笑)。
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香港のヘッジファンドが東電株で100億円の荒稼ぎ!?

30代の友人T君とN君が立ち上げた香港ヘッジファンド(まだ運用は始まっていませんが)。そこへの投資をちょうど決めたタイミングで、「香港」「ヘッジファンド」「30代」「日本人」というキーワードがピッタリ当てはまるニュースが報じられました。

以下、夕刊フジ(4月11日付け)より引用。
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3月末にストップ安が続いていた東京電力株に大量買いが入ったことが話題となったが、その投資家が香港のヘッジファンドだったことが市場関係者の話で分かった。「100億円以上の利益を上げた」との見方もあるが、その鮮やかな手口とは?

東電株が3日連続のストップ安となった3月30日。取引終了直前に大量の買い注文が入り、1株466円で4000万株、約186億円分の売買が成立した。

この買い手についてさまざまな憶測が広がったが、ある外資系運用会社幹部はこう明かす。

「香港に拠点を置くヘッジファンドです。“ヘッジファンド第3世代”と呼ばれる30代の日本人がトップで、日本株を運用しています。いまは新規の資金は集めていないため目立たないようにしていますが、年間70%のリターンを上げたこともあるなど知る人ぞ知るファンドです」

増資や再編、業績見通しの修正など企業の大きな動きを見越して売りや買いを入れる「イベントドリブン型」と呼ばれるスタイルで運用しているという。

4000万株の大半はこのファンドが買ったものとみられるが、東電の全発行済み株式数(約16億株)の2・5%にもあたる。買った株はどうなったのか。

「今回このファンドが行ったのはショートスクイーズと呼ばれる手法です。売りが集まっているところに大量の買いをぶつけ、大引け後の時間外取引や翌31日朝の市場であわてた売り手が買い戻しを入れ、株価が上昇したのに合わせて売り抜けたようです」(前出の外資系運用会社幹部)

単純な試算では、4000万株を30日終値466円で買い、翌31日始値の521円で売ったと仮定すると、22億円の利益が出る計算となる。これだけでも十分すごいが、企業の信用リスクを取引するデリバディブ(金融派生商品)の一種であるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)など現物株以外の商品も同時に取引している可能性もあり、「利益は100億円以上といううわさもある」(同)というから驚きだ。

いわゆる“ハゲタカ”のような手口にも見えるが、「この取引で損をしたのは東電株を売り込んでいた投資家です。そしてこの影響で年度末の31日の東電株はいったん下げ止まり、東電株を大口で保有する企業もホッとしたはずです」(同)。ファンドが意図したかどうかはともかく、結果的に東電や大株主を守ることになったようだ。
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引用ここまで。

N君は日本人なので、もしや…と思って連絡してみると、噂されている人物は残念ながらN君ではないとのこと(当たり前か)。そもそもN君たちのファンドの運用は7月からでした……。

ただN君によると、この報道された案件は典型的なヘッジファンドの投資手法であるものの、利益は「ちょっと誇張しすぎでは…」という感じで、どっちにしてもヘッジファンド運用の世界では、取り立てて珍しい話ではないようでした。

ヘッジファンドの業界がとんでもない世界であることだけは間違いないようです。

はじめに

10年来の友人が香港でヘッジファンドを立ち上げました。
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彼(T君と呼びます)は、30代半ばの香港人。これまで香港の資産運用会社でヘッジファンドマネジャーを担当していたのですが、その仕事柄、年齢的にも経験的にもピークを迎えつつある今、「自分のファンドで勝負したい」と独立を決意したとのこと。

現在は、運用会社の設立に忙殺されているT君ですが(なにやら信託銀行の利用とか監査体制づくりとか弁護士訪問とか、いろいろあるみたい…)、第1号ファンドは2011年7月1日から運用開始されるそうで、そんな話や自身の運用手法を熱く語っている彼を見ていたら、こちらもついつい欲が出て「俺にもひとくち乗らせてくれ」と口走ってしまいました。

私自身、ヘッジファンドに投資するのは初めての経験。ヘッジファンドといえば、やっぱりハイリスク・ハイリターンの代名詞ですし、投資手段なんかも生き馬の目を抜く世界そのもののイメージです。でも、この手の話はやっぱり一番最初から乗っていかなければ大きなリターンは得られないでしょうし、一番中枢のヘッジファンドマネジャーと直接話ができる立場なら、乗らない手はないな……というわけで、(私にとっては)かなり大きなお金を託すことにしました。

かつてT君と知り合うきっかけを作ってくれたN君(こちらも30代半ばの香港金融マン。5ヵ国語を操る日本人です)も、このヘッジファンドには役員として参加していて、これも私の決断を後押しする大きな理由になっています。

場合によっては多額のロスが出る可能性も覚悟のうえですが、私自身、どのような情報からどのように判断を下して、このヘッジファンドに投資したのか、そして、このヘッジファンドへの投資は本当に吉と出るのか。このあたりをしっかりと記録しておきたいと考えた次第です。今は、彼らの仕事とパフォーマンスにとにかく期待しています。


プロフィール

ブラウン

Author:ブラウン
香港駐在。中堅メーカー勤務の40代男性です。10年くらい前から続けている中国株の投資だけは、まあまあの戦績。それ以外の資産運用は……あまり聞かないでください(笑)。

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