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ケイマン籍、カストディアンは中国銀行

ファンドマネージャーのT君は香港の金融マンであり、その運用するヘッジファンドは、まさに香港のヘッジファンドですが、法的なファンドの設定先はケイマンにするそうです。つまり、ケイマン籍のヘッジファンドとするわけです。

ケイマンは、金融に関する様々な規制が緩いオフショアのひとつで、投資に興味がある人であれば、名前くらいは聞いたことがあるでしょう。自治権を持つイギリス領ですが、世界中にあるイギリス系のオフショアのなかでも、もっとも著名な存在のひとつといえます。

世界的に名の知られたヘッジファンドの多くがケイマン籍となっていることから、ヘッジファンドの設定先としても有名ですが、その人気はやはり法規制がほとんどなく、税負担もまったくないということです。自由自在に投資活動を行うためには、ケイマンのようなところで設定するのが一番のようです。

ただ、法規制がほとんどないということは、ヘッジファンドにお金をゆだねた投資家の資金の安全性についても、やはり不安が出てきます。そこで、きちんとしたヘッジファンドは、カストディアンという資金の安全性が確保される預け先を設け、その利用によって投資家資金の安全性を担保しています。

通常、カストディアンとなるのは、信託銀行か信託業務ができる大手銀行です。T君たちが立ち上げるヘッジファンドでも当然カストディアンを用意しており、中国銀行がその任に当たるそうです。

中国銀行は、HSBCなどと並んで香港紙幣の発券銀行ともなっている巨大銀行。香港では、中国銀行本店とHSBC本店が軒を連ねる界隈が、最大の金融ストリートとして知られています。

巨大銀行だけに、カストディアンとしての利用料も結構な金額になるそうですが、信頼度の高さにはやっぱり代えられないとのことでした。やっぱりお金が集まるところは、それなりの仕組みをつくっているものですね。世の中の大金持ちがこぞってヘッジファンドを利用している理由が少し分かったような気もします。
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T君たちの思い描く運用ファンドの将来像

ヘッジファンドへの投資にあたって、自分の預けた資産がどのように保全されるのか、そして具体的にどんな運用手法を駆使するのか、そのあたりも非常に気にはなるところではあります。

ただ、ファンドマネージャーのT君、そして役員を務めるN君に私が聞いてみたかったのは、今回のヘッジファンドにどんな将来像を描いているのかという、どちらかといえば「理想」の話でした。その答えがたとえば「毎年多くの利益を上げ続ける」といった、ある意味で当たり前のものであったら、彼らに資金を託すことはなかったかもしれません。

その点、彼らが示してくれた未来像は、具体的かつ明確なものでした。

①2011年7月1日のローンチ(ファンドの運用開始)に向け、1000万USドルのセールスを達成する

②2011年7月~12年6月(1年目)、12年7月~13年6月(2年目)、13年7月~14年6月(3年目)は、それぞれ新規流入として2000万USドルの積み上げを狙うとともに、ファンド運用によって年間50%を超えるパフォーマンス達成を目指す

③2014年6月末の純資産総額は約1億2000万~1億5000万USドルを想定

④上記3年間の運用実績をもって機関投資家向けヘッジファンドとして香港SFC(※)に登録

⑤2014年後半か2015年初頭には国内外の機関投資家向けに販売スタート

結局、彼らが目指しているのは、あくまでも機関投資家向けのヘッジファンドをつくり上げることであり、当初の小口販売(とはいってもミニマム20万USドルですが…)は、そのためのステップといえそうです。

もちろん、機関投資家の「目」は本当にシビアですから、他の大手ヘッジファンドと伍して戦えるだけの実績とビジョンを示さなければ、簡単には利用してもらうことができないでしょう。しかし、そんな高い目標を持つ彼らだからこそ、私も賭けてみようと思えたわけです。

ちなみに、純資産総額が1億USドルを超えたら、その時点で一般投資家からの新規募集は打ち切る可能性もあるとのこと。一般投資家からの資金は流動性が高くなる傾向があり、実際にそうした現象が強く見られるようであれば、そのリスクを減らしたいという意向があるようです。


※香港SFC(The Securities and Futures Commission ):日本の金融庁に相当。

最低投資金額は20万USドル

T君たちが立ち上げるヘッジファンドに、思わず「ひとくち乗らせてくれ」と言ってはみたものの、よく考えてみたら、ヘッジファンドの最低投資額ってとんでもない金額だったような気がします。

そこで、ストレートに「いくらから投資できるの?」って聞いてみると、「ミニマム20万USドルですね」という答えが返ってきました。1ドル=80円ということを考えると、ざっと1600万円。ヘッジファンドへの投資は最低1億円みたいな話を聞いたこともありますから、思ったよりも「敷居は低いな…」というのが率直な感想。ですが、絶対額はやっぱり大きい。

とはいえ、保有している中国株をゴソっと売り払えば、何とか用意できない金額でもない・・・というわけで、「じゃあ、本当にひとくち乗るよ」と言ってしまいました。

本音をいえば、実はもうひとくち乗りたいところでした。本場のヘッジファンドに、立ち上げから投資できるなんてチャンスは、そうそう巡ってこないと思いましたから・・・。

しかし、40万USドルとなると、余剰資産はほとんど全部吐き出すことになってしまいます。このあたりも正直にT君に言ったところ、「一応、初年度だけ5万USドルから投資できるようにする」とのこと。「なーんだ、あるんじゃないの」と思った次第ですが、あくまでも特別措置として設けた制度とのことで、原則はやっぱり20万USドルということでした。

なんでも、今回のヘッジファンドで運用資金の預け先として利用する信託銀行との契約で、20万USドル以下の単位で引き出すことは基本的にできないとのこと。ミニマム20万USドルというのは、解約ニーズに対応するためのものみたいです。

5万USドルという特別措置は、これを4本集めてファンドに組み入れるというかたちを取るそうで、T君によれば「面倒くさい」とのこと。立ち上げ当初だけの対応で終わりにしたいというわけでした。

結局、私としてはミニマムの20万USドルをひとつ、そして特別措置の5万USドルのふたつ、計30万USドルの投資をすることで落ち着きました。
プロフィール

ブラウン

Author:ブラウン
香港駐在。中堅メーカー勤務の40代男性です。10年くらい前から続けている中国株の投資だけは、まあまあの戦績。それ以外の資産運用は……あまり聞かないでください(笑)。

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