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ヘッジファンドの籍をケイマンに置いた理由

T君たちのヘッジファンドは、オフショアとして知られるケイマンに籍を置いています。要するにケイマン籍のヘッジファンドということです。なぜ、ケイマン籍にしたのか。T君はその理由として、国際的な知名度、整備された法律、そして非課税という3つを挙げてくれました。

確かにオフショア地域として一般にもケイマンは有名ですが、じつは、オフショア地域のなかでも、ケイマンはヘッジファンドの設定先として圧倒的なシェアを誇っていて、世界中のヘッジファンドの90%以上がケイマンに籍を置いているそうです。

オフショアというと、法的な規制が極めて緩やかで情報秘匿性が高いという印象が強いですが、ケイマンは世界中の数多くの上場企業が持ち株会社を置いていることからもわかるように、役員や株主などの状況を確認しやすく、非課税等ことも含めて法整備がかなり進んでいます。税金に関する規定がないのではなくて、規定を設けて非課税にしているわけです。

同じオフショアでも、BVI(ブリティッシュ・ヴァージン・アイランド)などは、例えば会社の所有者ひとつ取っても、その実体を把握することは難しく、まさにブラックボックスな地域といえます。だからこそ利用価値があるのですが、ヘッジファンドの設定先としては、やっぱり怪しすぎて投資家の信用を得るのは難しいといえるでしょう。

その点、ケイマンはヘッジファンド向けの法整備もなされているため、ファンドの設立もスムーズですし、ファンドの透明化も格段に図りやすくなっています。その最たる例が会計監査の存在で、ケイマンでは毎年会計監査が義務付けられています。

しかもケイマンの会計監査では、ケイマン政府の許認可を受けた監査法人がその任に当たる必要があり、肝心の許認可も、世界規模で展開するような大手の会計事務所にしか与えられていません。

ちなみに、T君たちのヘッジファンドでは、監査法人はデロイトトーマツを使っています。ケイマン籍のヘッジファンドだからこそ、投資家保護が図れるというわけですね(もちろん、一番肝心なのは運用力ですが)。

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ブラウン

Author:ブラウン
香港駐在。中堅メーカー勤務の40代男性です。10年くらい前から続けている中国株の投資だけは、まあまあの戦績。それ以外の資産運用は……あまり聞かないでください(笑)。

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